日記

 

2003/5/28

おまけ日記6  ラフィニア1(黒の魔道師時代)
×月 ○日

 最近、変な人によく声を掛けられます。お父様は、彼は変な人だから口を利いてはいけないと言われます。お父様に変な人と言われているようでは、そうとうな変な人なのでしょう。それとも、お父様の自覚が足りないだけでしょうか? ノーラは彼の事をこの世で最も身の程知らずの馬鹿と言われました。彼女の言い方がきついのはいつもの事ですが、ここまでひどい言い方は、お父様に対する以外は初めて聞きます。
 きっと、本当に変な方なのでしょう。
 でも、いつもお父様に邪魔をされながら、いない隙を狙って花束やプレゼントを持ってきてくださいます。
 だから、きっといい変な人なのだと思います。

 ええと、まだ出てもいないラフィでした。将来のカロンの過保護ぶりをお届け。やはり娘はいつまでたっても可愛いようです。

2003/5/15

おまけ日記4  ハディス1
×月 ○日

 ゲイルのショッピングとやらに付き合わされた。荷物持ち扱いだ。うちの両親は見た目からして目立つ。買い物には向かないので二人で買出しに行くのはいつものことだが、今日は完全にゲイルの趣味の買い物だ。自分に似合う流行りものの服を買い、可愛い下着(本人談)まで買って、人に待たせる。男なので仕方がないが、なぜ私ががあの父を誘惑するために着る服を持たなければならないのか。
 何よりも、最後にお礼といって入った女だらけの可愛いカフェで、五人前はありそうなバケツパフェを二人で食べたのが、周囲の視線やら甘ったるさやら何もかもを含めて屈辱的だった。

 ハディスとゲイルのデート(?)でした。ゲイルもラァスと同じで大の甘党です。そしてハディスは辛党です。
 そのうちこいつらの出会いとかの短編書こうかな……。長編のネタもあけど一生涯封印しておきます。
 余談ですが、ハディスは日記に嫌な事を書いてストレスを発散させています。だから彼の日記はよほどいい事があった日か、嫌な事があった日しか書かれていない、とても暗い日記です。

2003/5/14

おまけ日記3  ミンス1
×月 ○日

 今日も平穏な一日が過ぎた。最近、アルスの元気がない。やはりメディアがいないからだと思う。親子二人で支えあって生きていたから、今までこんなに長く離れ離れになった事はない。僕もすごく寂しい。何も事件が起こらないと、なんだかつまらないし。
 それ以上に落ち込んでいるのが馬鹿カオス。三年間は何もしないから、早く帰ってきて欲しいそうだ。
 それを聞いて、アルスは帰ってこないでいいとすら言った。可愛い娘がこんな男の毒牙にかかるのは嫌なのだろう。どうせなら、仲のいいハウルと付き合えばいいとすら言っていた。確かに彼なら問題ないだろう。父親がアレだから、女性に対しては真面目なようだし。本当にそうすればいいのに。馬鹿で可愛いメディア。
 

 理力の塔現在でした。
 冬の半ばごろの話です。
 ちなみになんで人間でないこいつまで日記を書いているかと言うと、カオスの習慣が移りました。ヴェノムは弟子に日記を書かせる習慣があります。だから、ボディスも書いています。最低限は母の言いつけを守り続けているようです。。

2003/5/13

おまけ日記2  カロン1
×月 ○日(推定12話後)

 ラァス君に術を教えた。少し難しい術だったので、さすがにほとんど進展しなかった。その時の彼の屈辱的に歪む顔が可愛かった。
 術の中身は肉体の硬化。肉体の一部を上手く硬化させてやれば、素手で刃を受け止めることも可能。ラァス君の場合、最後の方には間接も含めて腕一本不均等に硬化させてしまっていた。
 おそらく一週間もあればマスターしてしまうだろう。彼が地精に助けられるとはいえ、才能とは恐ろしい。
 しかしラァス君はそれを理解していないように見える。なにせ、周囲にいるのが自分やヴェノム殿。そしてハウル君、メディアちゃんのような例外ばかりなのだ。そして彼が見た世間の魔道師は、理力の塔の特別クラスの連中。
 もちろん、自分に才能がないとは思っていないようだが、十年に一度の……いや、それ以上の逸材であると言う自覚まではないだろう。
 なにせ誰もそれを言わないし、教えてやらない。それが世間に天才と呼ばれる魔道師を輩出し続けてきたヴェノム殿の教育方針なのだろう。私も見習わなければならない。

 

 日記は弟子以外のキャラを主に書いていこうと思います。今回はカロンのラァス観察日記。
 さて、次は誰を書こうかな?

2003/5/11

おまけ日記  ヴェノム1
×月 ○日(推定2話直後)

 ハウルとラァスが組み手をしていた。武器なしの何でもありでは、小回りのきいて力のあるラァスの方が有利なようだ。ハウルは何度も背後を取られ悔しがっていた。その後、午後の勉強時間に字のほとんど読めないラァスをからかって遊んでいた。

 ハウルにも、ようやく友達が出来たのだと安堵した。
 彼は少し、人と距離を置きたがる。性格的な部分もあるだろうが、彼があんなにも熱心に一人をからかう姿は見たことがなかった。夕飯の後も一人でトイレに行くのを恐がるラァスを、仕方がないと面倒くさがりの彼がついていった。同性に対しては冷たいハウルが、だ。多少歪んでいるようには見えるが、いい傾向だ。ただ、友達同士と言うよりも、可愛いカップルに見えるのは祖母としては複雑だ。

2003/5/3
 明日はシェオルを久々に更新します。
 ヨルとアヤの名前発表。そしてようやくハク登場。
 よし、おまけしよう。

#16 if〜 もしもヨルが女の子だったら

アヤ 「ヨル、今日も可愛いね」
ハク 「アヤっ、僕のヨルちゃんに近付いちゃダメ!」
マリウス 「また暴走したのか、仕方がないな。また頑張ればいい」
「ああ、美しくも見た目正常な両親! 私は勘当しておりマス」
「今度一緒にお買い物しようね」

すべてが正常に……。
しかもマリウスの態度がぜんぜん違うことに。

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