21話 あたしと師匠……師匠、活躍しなかった。
予定では、最後の方にフィオが言っていた慶子の大暴れがメインだったんだが、気付けばああなっていた。
本当はもう少し色々開設させる予定だったが、気付けばフィオが心の中で解説していた。
乙女心は山の天気のようにころころとかわるのです。
フィオも、言動のせいで読者の方にまでお馬鹿ちゃんだと思われていますが、頭は悪くないんですよ。
ボケているだけです。幼児の変な発言みたいな感じに。
22話たぶんこうなる予告 「あたしとそれ」ある日、父から小包が送られてきた。
添えてある手紙には「お前の亡くなった母さんの祖母の兄の婦人の姪の夫の祖母からもらった、とても価値のあるお守りだ。大切に常に肌身離さず、寝るときも風呂に入るときも身につけていない。そうしないと、逆に呪われるぞ」と書かれていた。
「ケイちゃん、世間一般ではそれのこと呪われているって言うかもしれないね」
「娘にそんな呪いのアイテム送りつけるなっ!」
「慶子、それは呪いはかかるがとても強力な装備品なのだな?」
というような内容を、いつもと違う視点から。